結論から書きます。「夜職の人はここで出会う」という一つの答えはありません。それを示す公的な統計は存在しませんし、働き方も生活の形も人によってまったく違います。ただし、一つだけ全員に共通して効いてくる条件があります。起きている時間帯が、社会の大多数とずれることです。
出会いは、能力や性格の前に、まず「同じ時刻に、同じ場所にいたかどうか」で決まります。ここがずれると、機会の総量が減るというより、機会のある場所が別のところへ移動します。 この記事は、その移動先を、時刻の数字と公的調査から順に見ていくものです。
先に断っておきます。この記事では「夜職の人の◯%が◯◯で出会っている」という数字は出しません。そういう調査がないからです。 出せるのは、①社会全体が何時に何をしているかという時間帯の分布、②結婚した夫婦や交際相手のいる未婚者が「どこで知り合ったか」という全体の構成割合、③時間帯を規定している法律の条文——この三つだけです。
この記事で分かること
- 「夜職」に対応する公的な区分はなく、法律上の「深夜」の定義も一つではないこと
- 平日の各時刻に、どれだけの人が寝ていて、どれだけの人が働いているのか(15分刻みの実数)
- 「人と会って交際する」という行動が、一日のどの時間帯に集中しているのか
- 夫婦・交際相手が知り合ったきっかけの構成割合と、ここ数年で起きた変化
- 時間帯がずれたときに、出会いの機会が寄っていく四つの方向
「夜職」という区分は、統計にも法律にもない
まず前提を固めます。「夜職」は業界の外でも通じる俗語ですが、国の統計に「夜職」という区分はありません。 職業分類にも、就業構造の調査にも出てきません。ですから「夜職の人の平均◯◯」という数字は、原理的に公的資料からは作れません。
法律の側にも「夜職」という言葉はなく、あるのは時間帯の定義です。しかもそれが一つではありません。
労働基準法第37条第4項は、午後10時から午前5時まで(厚生労働大臣が必要と認める場合は、その定める地域・期間について午後11時から午前6時まで)に働かせた場合、通常の労働時間の賃金の計算額の2割5分以上の割増賃金を支払わなければならないと定めています。労働安全衛生法第66条の2も、同じ午後10時から午前5時までの業務を「深夜業」と呼んでいます。
一方、風営法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)第13条第1項の「深夜」は、午前零時から午前六時までです。同項は「風俗営業者は、深夜においては、その営業を営んではならない」と定め、ただし書きで、都道府県の条例に特別の定めがある場合は、条例で定める地域に限り午前零時以後も条例で定める時まで営業できるとしています。
つまり、賃金の話をするときの「深夜」は22時から、店の営業の話をするときの「深夜」は0時からで、二つの法律が別々の線を引いています。加えて、接待をしない酒類提供の飲食店は同法第33条の届出をして深夜も営業できます。だから同じ「夜の仕事」でも、終業時刻は業態と地域でばらばらになります。営業時間の枠組みそのものは夜のお店は何時まで営業できるかの記事で条文と条例を追っています。
ここで押さえておきたいのは、「夜職」が一枚岩ではないという一点です。 0時に上がる人、朝5時に上がる人、週の半分は昼にいる人が、同じ言葉でひとくくりにされています。
昼型社会の形を、15分刻みの数字で見る
では、社会の側はどういう形をしているのか。ここは推測を挟まずに数字を置きます。
総務省統計局の令和3年社会生活基本調査(調査票Bに基づく結果)の第10表「時間帯,行動の種類別主行動の行動者率-平日,15歳以上」は、1日を15分刻みに区切って、その時間帯に各行動をしていた人の割合を集計したものです。対象は15歳以上、推定人口は1億712万人。平日の数字を抜き出すと、次のようになります。
| 時間帯(平日) | 睡眠 | 主な仕事 | 通勤 |
|---|---|---|---|
| 3:00〜3:15 | 96.92% | 1.08% | 0.11% |
| 6:00〜6:15 | 56.41% | 2.82% | 2.01% |
| 8:00〜8:15 | 8.88% | 20.59% | 11.23% |
| 11:00〜11:15 | 2.90% | 44.41% | 0.41% |
| 15:00〜15:15 | 3.90% | 38.81% | 1.17% |
| 18:00〜18:15 | 1.57% | 18.05% | 7.83% |
| 20:00〜20:15 | 4.64% | 6.30% | 2.72% |
| 22:00〜22:15 | 35.95% | 2.77% | 1.18% |
| 23:00〜23:15 | 63.52% | 2.03% | 0.26% |
| 0:00〜0:15 | 86.25% | 1.38% | 0.20% |
この表から読めることを、三つに分けます。
第一に、深夜に働いている人は確かにいますが、割合としては1%前後です。 午前3時台に「主な仕事」をしていた人は1.08%。同じ時刻に眠っていた人は96.92%。深夜勤務は製造・運輸・医療・警備・小売など幅広い業種にまたがるので、この1.08%は夜の店で働く人だけの数字ではありませんが、いずれにせよ深夜に起きて働くことは、社会の中では明確な少数派の時間割だということです。
第二に、夜職の人が「上がる」時刻は、世の中の睡眠のピークに向かう途中です。 22時台にはもう36%、23時台には64%、0時台には86%が眠っています。閉店後に誰かに連絡を取ろうとしても、相手はすでに寝ている確率のほうが高い。これは相手の気持ちの問題ではなく、単に分布の問題です。
第三に、逆方向のずれもあります。 夜職の人が眠っていることの多い午前10時から11時台は、社会の40%以上が働いている時間帯です。つまり「昼に空いているから会える」も、そのままでは成立しません。 平日で両者がともに動きやすいのは、仕事の割合が下がり始めてから夜職の出勤時刻までの、夕方の短い帯です。
「人と会って交際する」行動は、一日のどこにあるのか
同じ第10表には「交際」という行動区分があり、さらに「人と会って行う交際・付き合い」「電話による交際・付き合い」「電子メール等による交際・付き合い」に分かれています。平日・15歳以上の「人と会って行う交際・付き合い」の行動者率を並べると、次のようになります。
| 時間帯(平日) | 人と会って行う交際・付き合い |
|---|---|
| 3:00〜3:15 | ‐(該当数値なし) |
| 10:00〜10:15 | 0.29% |
| 11:00〜11:15 | 0.54% |
| 14:00〜14:15 | 0.67% |
| 15:00〜15:15 | 0.68% |
| 18:00〜18:15 | 0.43% |
| 20:00〜20:15 | 0.42% |
| 23:00〜23:15 | 0.08% |
| 0:00〜0:15 | 0.08% |
平日にいちばん人が人と会っているのは、午後2時から3時台です。それでも0.7%に届きません。 電話やメールを含めた「交際」全体で見ると、ピークは20時台の1.73%になります。深夜帯はどちらもほぼ消えます。
この二つの表を重ねると、この記事の骨格が出ます。夜職の人の勤務時間帯は、社会が「人と会う」行動をほとんどしていない時間帯と重なっている。 そして「人と会う」行動が薄く広がっている昼から夕方は、夜職の人にとって睡眠と身支度の時間です。出会いの機会が減るというより、機会が置かれている場所と、自分がいる場所が、時刻の軸でずれている。 どこで出会うかという問いは、実質的に「どの時間帯に、誰といるか」という問いに置き換わります。
なおこの調査の生活時間の指定日は2021年10月で、新型コロナウイルス感染症への対応が続いていた時期にあたります。統計局自身も、前回2016年と比べて生活時間の配分が変化していると注記しています。数字は「その年の平日の姿」として読んでください。
出会いのきっかけの全体像——公的調査が示していること
次に、実際に交際や結婚に至った人が「どこで知り合ったか」を見ます。国立社会保障・人口問題研究所の第16回出生動向基本調査(2021年6月実施、18歳以上55歳未満の独身者と、妻の年齢が55歳未満の夫婦が対象)が、この問いを継続して調べています。これは全国の一般的な傾向であって、夜職に限った数字ではありません。
夫婦調査では、調査時点から過去6年間に結婚した初婚どうしの夫婦について、知り合ったきっかけの構成割合が出ています。2018年7月から2021年6月に結婚した層では、「職場や仕事で」が21.4%。第15回調査の28.2%から下がりました。同じ層で「見合い結婚」は9.0%(前回6.4%)。そして今回初めて選択肢に加わった「ネットで」(SNS、ウェブサイト、アプリ等でのやりとりがきっかけ)は13.6%でした。2015年7月から2018年6月に結婚した層では6.0%だったので、3年で倍以上になっています。結婚年次別に見た図では、最新年で「ネットで」が15.2%と、「見合い結婚」の9.9%を上回りました。
ただし、報告書自身が重要な注意書きを付けています。厚生労働省の人口動態統計によれば、2020年の妻の年齢50歳未満の初婚数は2019年の38万件から33万件へ大きく減っており、「構成割合の上昇は必ずしも発生の増加を意味しない」というものです。婚姻そのものが少なかった時期の構成比である点は、読むときに外せません。
独身者側の数字も出ています。調査時点で恋人または婚約者がいる18〜34歳の未婚者に、その相手と知り合ったきっかけをたずねた結果は、男女とも「学校で」が最多で男性30.1%、女性26.8%。前回から「友人や兄弟姉妹を通じて」「職場や仕事の関係で」がそれぞれ5ポイント程度減り、新設された「ネットで」が男性11.9%、女性17.9%を占めました。
この構成割合が意味するのは、「どこで出会うか」の分布そのものが、この10年で動いているということです。 学校を出たあとの社会人にとって従来の主力だった職場と友人経由の二つが同時に細り、その分がオンラインへ移った。夜職かどうかに関係なく、全体でそうなっています。
ずれたとき、機会は四つの方向に寄る
ここからは、時間帯のずれという条件を出発点に、機会がどこに寄るかを整理します。どれが良いという話ではありません。条件から自然に導かれる四つの方向です。
① 同業のつながり——時間割が最初から合っている
同じ時間帯に働いている人とは、説明のいらない部分が最初から多い。 出勤前の時間帯、上がる時刻、休みが平日に寄ること、繁忙期の感覚。先ほどの調査でも「職場や仕事で」は21.4%で、減ったとはいえ依然として上位です。時間割が合うということは、それだけで出会いの必要条件を一つ満たしています。
一方で、同じ理由から人間関係の範囲が狭くなりやすいという性質もあります。同僚、同じビルの他店、取引先が中心になると、仕事上の関係と私生活の関係が同じ人の中で重なります。店によっては従業員同士の交際や、客との連絡先交換について取り決めを置いていることがあり、それは雇用契約書や業務委託契約書に書かれている場合があります。まず自分の契約書を読むのが先です(夜職の契約書の記事)。同業同士の関係が実際にどうなるかは夜職同士のカップルの記事で扱います。
② 行きつけの店と生活動線——深夜に開いている場所は限られている
出生動向基本調査で、2018年7月から2021年6月に結婚した夫婦のうち「街なかや旅先で」は5.8%、「アルバイトで」は4.0%でした。日常の動線の中で人に会う経路は、割合としては小さいけれど確かに残っています。
ただし夜職の場合、この動線は物理的に狭くなります。深夜に開いている場所が限られているからです。前述のとおり、接待を伴う営業は原則として午前0時で終わり、深夜も開いている飲食店は風営法第33条の届出をした店になります。結果として、上がったあとに立ち寄れる場所の選択肢が少なく、同じ店の同じ時間帯に、同じような時間割の人が集まります。 顔なじみができやすいのはこの構造によるもので、そこから先がどうなるかは人によります。
③ 趣味・習い事——「平日の昼が空いている」は不利ばかりではない
同じ社会生活基本調査の生活行動編(過去1年間の自由時間の活動)によると、10歳以上の行動者率は「趣味・娯楽」が86.3%、「スポーツ」が66.5%、「学習・自己啓発・訓練」が39.6%、「ボランティア活動」が17.8%でした。夫婦が知り合ったきっかけのうち「サークル・クラブ・習いごとで」は4.5%です。数としては大きくありませんが、職場でも学校でもない場所で人に会う経路として、統計上ちゃんと存在しています。
そして時間帯の話に戻ると、平日の昼が空いているという条件は、この経路に限っては不利ではありません。 平日昼の教室、平日昼に人が少ない施設、時間帯を選べるスポーツ施設は、昼職の人にとっては行きにくく、夜職の人にとっては行きやすい。ここは数少ない、ずれが有利に働く方向です。
もっとも、睡眠を削って通うと続きません。生活時間の枠を先に決めて、そこに入るものだけを選ぶ、というのが現実的な順番でしょう(何時に起きて何時に寝るかの記事も参考になります)。
④ オンライン——時刻の制約が外れる唯一の経路
四つのうち、時刻の制約が構造的に外れるのはオンラインだけです。 出生動向基本調査で「ネットで」が3年で6.0%から13.6%になり、独身者側でも男性11.9%・女性17.9%を占めたことは先に見たとおりです。
制度面も押さえておきます。面識のない異性との交際を希望する人の情報をインターネットで閲覧できる状態に置き、相互に連絡できるようにする事業は、「インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律」(いわゆる出会い系サイト規制法)第2条第2号のインターネット異性紹介事業にあたります。事業を行おうとする者は第7条により公安委員会への届出が必要で、第11条は利用者が児童(同法第2条第1号で18歳未満と定義)でないことをあらかじめ確認することを事業者に義務づけています。年齢確認が入り口にあるのは、この条文があるからです。
サービスごとの使われ方や、夜職の人が使うときに実際どうなるかは夜職の人はマッチングアプリを使うのかの記事で扱います。ここでは「時刻の制約が外れる経路がある」という一点にとどめます。
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「職場が出会いの場」という前提は、全体として弱まっている
もう一つ、時間帯とは別の変化があります。同じ令和3年社会生活基本調査の「一緒にいた人」の集計(睡眠を除く生活時間、週全体)では、一人でいた時間が総数で5時間6分から5時間55分へ49分増え、全ての年齢階級で増加しました。増加幅が最も大きいのは25〜29歳で、4時間40分から6時間1分へ1時間21分の増加です。
逆に、学校・職場の人と一緒にいた時間は総数で3時間41分から3時間8分へ33分減り、20〜24歳では1時間9分の減少と最大の減り幅でした。家族と一緒にいた時間も、10〜14歳を除く全ての年齢階級で減っています。
これは夜職に限った話ではありません。 ただ、「職場にいれば自然に人と知り合える」という前提が、社会全体として弱くなっていることは数字に出ています。前節で見た「職場や仕事で」の割合が28.2%から21.4%へ下がったことと、方向は一致します。時間帯がずれている人だけの問題ではなく、全員の問題として機会は移動している、と読むほうが正確でしょう。
店の中の関係と、店の外の関係は分けて考える
接客をしている時間は仕事です。 店の中で成立している関係は、料金と時間の枠組みの中にあります。その線引きをどう置くかは働く人にとっても客にとっても切実な論点ですが、この記事ではそこには立ち入りません。
実務として確認しておきたいことは、ごく事務的な二つです。一つは、従業員同士や客との私的な関係について、店の取り決めがあるかどうかを契約書で確認すること。 もう一つは、個人情報をどこまで渡すかを自分で決めておくことです。本名、住所、勤務先、休みの曜日は、いずれも渡したあとで取り戻せません。
深夜の移動そのものについては夜の帰り道で気をつけることの記事、つきまといなど困ったときの相談先については警察相談専用電話#9110の記事にまとめています。なお、法律・安全に関する記述はいずれも一般的な情報であり、個別の事情によって扱いは変わります。
決めつけを避けるための三つの但し書き
① 「夜職の人は◯◯」という一般化には根拠がありません。 冒頭で書いたとおり、夜職を単独で切り出した公的統計は見当たりません。この記事で使った数字はすべて社会全体の数字です。
② 平均は個人を説明しません。 午前3時台に働いている人が1.08%だとしても、それはあなたの1日を説明しません。同じ業種でも、週2日だけ出る人と週6日出る人では生活時間がまったく違います。
③ 「機会が移る」ことと「機会がない」ことは別です。 時間帯がずれることで、たまたま隣にいたから知り合った、という経路は細くなります。細くなった分は、意図して選んだ場所——同業、行きつけ、趣味、オンライン——に寄っていきます。受動的に増える機会が減り、能動的に置く機会の比重が上がる、という変化として理解するのが実態に近いはずです。
よくある質問
Q1. 夜職の人がどこで出会っているかを調べた統計はありますか。 見当たりませんでした。国の統計に「夜職」という区分がないためです。この記事で使ったのは、社会全体の時間帯別の行動者率(令和3年社会生活基本調査)と、全国の夫婦・未婚者を対象にした知り合ったきっかけの構成割合(第16回出生動向基本調査)です。どちらも夜職に限定した数字ではありません。
Q2. 深夜に働いている人はどのくらいいるのですか。 令和3年社会生活基本調査の平日・15歳以上の集計では、午前3時台に「主な仕事」をしていた人の割合は1.08%でした(15歳以上の推定人口は1億712万人)。これは深夜勤務のある全業種を含む数字で、夜の店で働く人だけの数字ではありません。
Q3. 同じ店の人と付き合うのは問題がありますか。 法律で一律に禁じられているわけではありませんが、店ごとに取り決めがある場合があります。 従業員同士の交際や、客との連絡先交換についてのルールが雇用契約書・業務委託契約書や就業規則に書かれていることがあるので、まず自分の契約書を確認してください。詳しくは夜職の契約書の記事にあります。
Q4. マッチングアプリで年齢確認を求められるのはなぜですか。 面識のない異性との交際を希望する人をインターネット上で結びつける事業は、出会い系サイト規制法第2条第2号の「インターネット異性紹介事業」にあたり、同法第7条で公安委員会への届出、第11条で利用者が18歳未満でないことの確認が事業者に義務づけられています。確認が入るのは、事業者側の法律上の義務だからです。 使い方の実際は夜職の人はマッチングアプリを使うのかの記事へ。
Q5. 昼職の人と時間が合わないのですが、どうしたらいいですか。 この記事は機会がどこにあるかまでを扱っています。具体的な時間の合わせ方は別の記事に分けています。 昼職と夜職の組み合わせについては昼職と夜職のカップルの記事、デートの時間帯の作り方については夜職の人のデートは何時からの記事をご覧ください。
Q6. 相手に仕事を伝えるかどうか迷っています。 これは出会う場所とは別の論点なので、夜職の人は恋人に仕事を伝えるかの記事で扱います。伝える・伝えないのどちらが正しいという公的な基準はありません。
Q7. 平日の昼に人と会える場所はありますか。 社会生活基本調査の生活行動編では、過去1年間の行動者率が「趣味・娯楽」86.3%、「スポーツ」66.5%、「学習・自己啓発・訓練」39.6%となっており、職場でも学校でもない活動の場は広く存在します。 平日昼に開いている教室や施設は、昼職の人には通いにくく、夜職の人には通いやすい枠です。ただし睡眠を削って通うと続かないので、生活時間の枠を先に決めるほうが現実的です。
まとめ
- 「夜職」に対応する公的な区分はなく、夜職の人の出会いを調べた統計もない。 この記事の数字はすべて社会全体のもの
- 法律上の「深夜」は一つではない。労働基準法第37条第4項は午後10時〜午前5時(割増賃金2割5分以上)、風営法第13条第1項は午前零時〜午前六時(風俗営業は営業禁止、条例で例外あり)
- 令和3年社会生活基本調査(平日・15歳以上)では、午前3時台に働いている人は1.08%、眠っている人は96.92%。 22時台には36%、23時台には64%、0時台には86%が眠っている
- 逆に午前11時台は44.41%が仕事中。「昼が空いているから会える」もそのままでは成立せず、平日に重なるのは夕方の短い帯
- 「人と会って行う交際・付き合い」の行動者率は、平日のピークが14〜15時台で0.68%。深夜帯はほぼ現れない。機会は昼から夕方に薄く広がっている
- 第16回出生動向基本調査では、2018年7月〜2021年6月に結婚した夫婦の「職場や仕事で」が21.4%(前回28.2%)、新設項目の「ネットで」が13.6%(3年前の層は6.0%)。ただし報告書は「構成割合の上昇は必ずしも発生の増加を意味しない」と注記している
- 恋人・婚約者がいる未婚者では「学校で」が最多(男性30.1%・女性26.8%)、「ネットで」は男性11.9%・女性17.9%
- 時間帯がずれると、機会は①同業のつながり ②行きつけの店と生活動線 ③趣味・習い事 ④オンラインの四方向に寄る。時刻の制約が構造的に外れるのは④だけ
- ③は、ずれが有利に働く数少ない方向。 平日昼の教室や施設は、昼職の人には通いにくい
- 「学校・職場の人と一緒にいた時間」は5年で33分減り、一人でいた時間は49分増えた。職場が出会いの場という前提は、全体として弱まっている
- 一般化はしない。 平均は個人を説明しないし、機会が移ることと機会がないことは別
時間帯がずれていると、連絡を取りたいときに相手が寝ている、という単純な理由で会話が始まらないことがあります。LOVETOK NOW は「今、話せます」と待機している人だけが並ぶ形なので、上がったあとの時間でも、起きている相手だけが見えます(20歳以上・年齢確認あり)。住んでいる地域から見てみたい方は、地域から探すページをどうぞ。

